「夏の暑い日にウォーキングするのはちょっと嫌だな」
うだるような暑い夏。
涼しい部屋でまったりしたい！ でもやせたい。。。
夏はたくさん汗をかきますから、ウォーキングダイエットを成功させるには最高のチャンスですよね。
ですが、熱中症や日焼けなどのリスクがもれなくついてきます。
今回はリスク対策の準備をしっかり整えた、夏ウォーキングの服装についてお話しします。
日光から身体を守る夏場のウォーキングの服装
ウォーキングを、年中無休で毎日の日課にしている人は、まず日中の炎天下では歩くことはないでしょう。
しかし、朝か夕方とはいえ、夏の日差しを侮ってはいけません。
夏場のウォーキングでは、日焼けや熱中症から体を守るために工夫した服装が必要です。
汗の蒸発と体温の熱を放出させるために、軽くゆったりとしたデザインのものを選びます。
丸首のＴシャツがいいように感じますが、首は特に日焼けしやすい部分ですので、襟付きのシャツを襟を立てて着るか、首に手ぬぐいやバンダナを巻くという方法もあります。
ウォーキンググッズとして、水を含むとひんやり感じさせる素材でできた、バンダナも販売されていますので、首や頭に巻いて使うのもオススメです。
また、普段から日焼けしていない人は、半ズボンは避けたほうがよいかと思います。
膝の裏側が意外と気付かないうちに、ひどい日焼けをしていまうことがあるので、丈の長めのズボンをお勧めします。
夏ウォーキングに適した素材のメリットとデメリット
繊維には大きくわけると「天然繊維」と「科学繊維」の2種類があります。
どちらを選ぶにしても素材は通気性、吸水性、発散性の高いものを選びましょう。
それでは夏場のウォーキングに適した素材をご紹介します。
ウォーキングに最適な天然繊維の種類
・リネン
真麻を原料とした素材です。
リネンのメリット
発汗性や通気性にとても優れた繊維で、夏の服装の代表格ともいえますね。
とても丈夫な素材なので耐久性バツグンです。
洗えば洗うほど優しい肌触りと風合になります。
中でもフレンチリネンはとても柔らかい肌触りで風合いもよいのでオススメです。
リネンのデメリット
洗濯するとシワシワになってしまったり、他の繊維に色移りがするなど他の繊維と比べるとお手入れがちょっと面倒です。
他にも値段の安いリネンですと生地がゴワゴワしていてチクチクするので不快感が増します。
・コットン
麻と同じく古くからコットン(綿)も洋服の素材として扱われてきました。
コットンのメリット
肌触りが優しくたくさんの汗を吸ってくれます。
耐久性にも優れていますので、長持ちします。
コットンのデメリット
汗をたくさん吸ってくれるコットンですが、速乾性が低いので湿ったままだったり、素材の重量が重く感じて不快感に感じることもあります。
他にも洗濯しても汗ジミが落ちにくいです。
ウォーキングに最適な科学繊維の種類
・ポリエステル
綿に似せた石油原料の科学繊維です。
ポリエステルのメリット
「蒸れるから夏に不向き」といわれることが多いですが、「スポーツウェアといえばポリエステル素材」といわれるほど吸湿速乾が優れています。
UV効果もあり、通気性もよいので汗も乾きやすく、体温調整もよく効くので、長時間のウォーキングに非常に適しています。
コストパフォーマンスも優れてデザインも豊富なので選ぶのがとても楽しいです。
ポリエステルのデメリット
とはいえ、スポーツウェアとして販売されているポリエステル素材は特殊加工されているので、従来のものですとやはり蒸れます。
購入するときはスポーツ用のウェアを選ぶようにしましょう。
・レーヨン
とても高価なシルクを人工的に作ろうと木材パルプを原料とした再生繊維です。
レーヨンのメリット
べたつくことがなく、肌触りがひんやりとしているので清涼感があります。
そして、吸水性が高いので汗をたくさん吸ってくれます。
消臭効果にも優れてますので、汗の匂いが気なる方にオススメです。
レーヨンのデメリット
吸水性に優れているレーヨンですが、その反面水に弱いという性質があります。
そのため、洗濯をすると縮んでしまったり、シワシワになりやすいです。
天然素材に近いレーヨンはとても繊細な繊維といえます。
・モダール
レーヨンの弱点を改良した繊維がモダールで、近年特に注目をあびている素材です。
レーヨンの原料となる木材パルプは特に木材の指定はないのですが、モダールはブナの木材パルプを原料としてます。
モダールのメリット
肌触り、吸水性、消臭効果の高さに加え、洗濯時に水洗いができるという「水に弱い」レーヨンの弱点を克服しています。
モダールのデメリット
レーヨンの弱点を改良しただけあり、耐久性もあります。
しいてあげればシワになりやすいということでしょうか。
最後に、自宅から出発して自宅に帰るまでのウォーキングの場合はよいのですが、歩いたあと電車に乗って帰宅する場合などは、予備の着替え用シャツを用意しておくと、周囲に気兼ねなく過ごせますので、用意しておくことをオススメいたします。